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2022年3月28日

カワセミ界は難解

もう20年以上、カワセミを観察していますが、目下、観察、撮影中のカワセミたちの行動は、不可解なことが多すぎて目が離せません。注意深く観察する気を起こさせるので、それはそれで楽しみではありますが。今日は早朝の様子がどうなっているか確認したくて、久しぶりに日の出前の5時半に川のメスと池のオスが塒にしている池へ出撃しました。毎日暗くなってから給餌や交尾を繰り返していたので、早朝も同じ状況かと思ったのですが、すでに2羽とも塒から出た後で、池の周りを10周散歩しましたが、鳴き声すらしなかったので、池にはいないようでした。川へ移動して上流から下流へ歩いてみましたが、カワセミの姿はなし・・・早起きは三文の損か、と何の成果もなく帰ろうと思って上流側へ戻ってみると、オスが採餌中・・・ホバしたり、高枝から飛び込んだり、撮影チャンスを与えてくれたのでよかったですが、失敗ばかりでお魚なし、7時頃、ようやくゴリを捕ったのですぐに呑み込むかと思ったら、何と給餌用にくわえて団地の方へ飛んでいきました。間違いなく巣穴にいるメスへの給餌用でしょう。昨年も団地付近で営巣に成功していましたが、今年も川の土手では営巣せずに、すでに団地付近で抱卵が始まっているのかもしれません。では今撮っていたオスは、どのオス? 川のオス、それとも池のオス? 早朝池にカワセミがいなかったので、池のメスが今朝、1個目の卵を産んで抱卵している? 確認のために、再度池の様子を見に行きましたが、池の回りを数周しても、やはり鳴き声すらしなかったので、7時半過ぎに川に戻りました。すると土手の巣穴の下の枝にメスが・・・何か下腹部が白くなっているので抱卵中? しばらくして巣穴からオスが出てきましたが、どっちのオス? で、また2羽で50分くらい交代で巣穴掘りをしていました。その後オスとメスが別々に水浴びをして下流へ・・・下流へ行ってみると、オスがホバ会場にいて、2度ホバした後、飛び込まずに下流へ飛んでいったので、今日はここまでと、撤収するつもりで上流へ移動すると、土手の巣穴の下の枝にオスが・・・激しく鳴き合う声が聞こえるのでよく見ると、下の方にカワセミが2羽・・・オスとメスかと思ったら、メスとメスでした。で、オスの目の前で2羽のメスが激しいバトル・・・一体、どうなっているの? ホント、カワセミ界は難解ですね。結局バトルの勝者は分かりませんが、オスは1羽のメスと下流へ飛んでいきました。再びそれを追って下流へ行ってみると、メスは確認できませんでしたが、オスはホバ会場手前で2度ホバ・・・そのまま下流へ消え去りました。9時を過ぎていたので、撤収・・・夕方は16時過ぎに池へ行ってみました。17時24分、オスが小魚をくわえて飛来、撮影できない奥で給餌・・・17時42分、大魚をくわえて飛来、何とか撮影できる場所で給餌・・・その後メスもオスも塒へ・・・長い1日が終了!

沢山撮りすぎて現像する意欲なし・・・とりあえず最後の求愛給餌1コマだけ・・・
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投稿者 eisvogel : 23:59 | コメント (0)