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2016年5月31日
親子の物語4
物語はまだ続きます。カワセミのメス親はこの前で交尾を許したことを悔いている様子で、オス親に魚でも捕ってくるように督促していたようです。6分後に魚をくわえて戻って来ました。


オス親は子の待つ別の枝に飛来しました。美味しそうなお魚です。(^o^) 怒っていたメスにではなく、子に魚を持ってきたのです。

子は当然もらえると思ってオス親に近づきます。







「お父ちゃん、どうしてくれないの?」



「どうして・・・?」


ははは、オス親は結局子に給餌せず、食べてしまいました。(^o^) 大胆にもこの子の前で交尾したことも全く悔いていない、ちょっとひどい親・・・なのかも。
投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月30日
親子の物語3
メス親が2度続けて子への給餌を拒み、子の目の前でエビを食べてしまった後、優しいオス親が魚をくわえて飛来しました。この時被写体までの距離は近くてよかったのですが、残念ながらカメラを構えたアングルが悪かった・・・

「お父ちゃん、早くちょうだい・・・!」


あっという間に給餌が終わったと思ったら、あれオス親がまだ何かくわえている・・・

この次のカットを大きく拡大してみると、ちゃんと給餌して子が魚を呑み込んでました。

で、物語はこれからです。しばらくすると日が陰ってきて少し暗くなってきました・・・するとメス親が同じ枝に飛来して・・・あれ? オス親が子の頭上を越えて・・・

「そんな・・・お父ちゃん、何するの??? お母ちゃん・・・!」

「・・・」

実は10秒くらい間がありました・・・「お父ちゃん、お母ちゃん、とてもこれ以上見ていられない、耐えられない・・・」・・・当然でしょう、この子の思いは・・・

メス親は流石に子の思いを察したようで、すぐに態度を一変・・・オス親は瞬膜が出るほどビックリ!

「あんた、子供の教育によくないでしょ!」とでも言って怒鳴っていたのか、かなり怒ってましたね。(^o^)

うむ、やっぱりカワセミ界はまだ謎が多い、分からないことが多すぎますね。物語はさらに続きます・・・
投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (3)
2016年5月29日
小魚付き・・・
カワセミの雛が巣立ったのは19日、4日目には一応自分で捕る試みはしていましたが、当然失敗ばかりで成果は乏しく、5日目でも何を捕っているのか分からないような超小物ばかり・・・そしてついに今日、ようやく小さいですが、魚を捕った瞬間を撮ることができました。それにしてもこの子、まだまだ修行が必要、成功率は1割程度ですね。高い位置から狙えないこともあって、そして獲物も小さいこともあって枝から飛び出して戻るまで1秒・・・かな? とにかく速いです、ファインダー内でとらえてそのまま追い続けるのは、ほぼ不可能・・・ということで後日紹介しますが、10コマ以上なんて絶対に無理って感じました。
順光で綺麗に撮れて嬉しい~!(^o^)


羽の開きが残念でしたが、これも完璧な1枚でした・・・ほぼピクセル等倍。

17時以降また川で待ちましたが、やはり親は飛来せず、給餌は終わったようで、自分で捕るしかない・・・結構頑張ってましたが、やっぱり食べれるものはあまり捕れていなかったようです。

もう1チャンス、魚付きがあったのですが、タイミングが悪い、アングルが悪いで残念な結果に・・・魚は見えるんですが、カワセミの顔が見えない・・・

次のカットは魚が嘴の後ろで見えない・・・そして次のカットはピンぼけで没でした。

投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月28日
再度極限に挑戦
今日はフィールドに着いたのが15時半過ぎ、出が悪いということで、多くのカメラマンが早々撤収、16時過ぎには私一人に・・・確かに出が悪い、17時になってもいつものメス親も子も池には飛来しない、ならば川の方へと行ってみると、雛を見つけました。17時半くらいから採餌の試みを始めましたが、相変わらず失敗ばかり。でもこれは好都合、親が必ず寝る前に1度は大きな魚を運んでくると期待して待っていましたが、真っ暗になってしまいました。結局親は飛来せず、時計を見たら19時12分でした。(^o^) で、雛が1時間前から同じ場所にいたのですが、どうもそこが塒のようです。
再度極限に挑戦・・・全く飛び込んでくれないので、トマリモノで挑戦してみました。D5の高感度と「AF-S AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR」の解像度・・・いや、本当に驚きました、まさに異次元ですね。最後はマジで真っ暗でカワセミを肉眼で確認できないばかりか、ファインダーを覗いても何も見えないくらい暗かったですが、撮れてしまう、そしてここまで発色し、解像してしまう・・・特に耳と喉の白いところも解像してるって驚異的・・・前ヨンニッパ「AF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR」では、単体でテストしていなかったこともあり、単体レンズとしての解像度がどうだったのか分かりませんが、今回解像度もアップしたと言われている新レンズで初めて単体でテストしてみて、その解像レベルの高さには感嘆しました。 以下、縦位置にトリミング、リサイズのみです。カメラのは高感度ノイズ設定は、「低」にしています。
ISO51200

ほぼピクセル等倍にトリミング

ISO25600

ほぼピクセル等倍にトリミング

まぶたも閉じてお休み前・・・19時10分

19時12分・・・完全にお休み体勢・・・本当に真っ暗でした!

参考までに掲示板に大きな画像をアップしておきます。
投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月27日
親子の物語2
続きです。オス親からメス親へ給餌、それをそのまま子へ給餌・・・幸せで仲睦まじい親子の物語、と思いきや・・・です。またメス親がすぐにエビを捕ってきて給餌するかと期待してファインダーを覗いていると・・・

子もすっかりその気でおねだり・・・

・・・あら、親が食べちゃった!(^o^)

「お母ちゃん、そりゃないよ、捕ってきて・・・」「分かったよ、すぐに捕ってくるから・・・」という会話があってメス親は飛び出していきました。

2分後、またエビを捕って戻って来ました。

「ねぇ、今度こそちょうだいよ~」「・・・」

「そうか、食べやすいように料理してくれているんだ・・・」「・・・」

「ウソ、また食べちゃった!」

「母ちゃん、そりゃないよ・・・」「いつまでも甘えてちゃ、ダメでしょ」

カワセミの母親は厳しい・・・(^o^)
投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (0)
2016年5月26日
親子の物語1
実は5月21日に紹介した求愛給餌の後に、カワセミ親子の物語がありました。メス親がオスからプレゼントされた魚を、何と子にプレゼントしたのです。求愛給餌のあった枝に子が飛んできてくれたら、良い瞬間が撮れたのですが、残念ながらメス親の方が葉被れになる枝にいた子へ持って行きました。しかしオスからメスへ、メス親から子へという給餌・・・そんな出会いは今後2度とないかもしれませんね。感動しました!
オスはメスにプレゼントして得意げなポーズをとってますが・・・




子が食べやすいようにとちゃんと料理してあげるところも感心しました。






まだ魚は活きがよくて美味しそうですね。(^o^)
投稿者eisvogel : 23:10 | コメント (2)
2016年5月25日
成長してる?
雛の様子が気になって、またカワセミ休暇を取ってフィールドへ・・・この子、巣立ちが後だったのか、まだまだ親に甘えてなかなか自分で採餌しようとしません。朝も夕も大きな魚を親から給餌してもらっていました。で、何をしているかと言えば、飛び込みはしているのです。練習なのか、狙っても捕れないのか・・・枝だったり、葉っぱだったり・・・呑み込む物も結局まだよく分かりません。勿論何も捕れずに戻ることの方が多かったですね。


投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月24日
雛の採餌・・・
カワセミの雛の採餌は真剣そのもの・・・巣立ちから4日目で自分で捕るようになったといっても、水中の動き回る魚を捕まえることは容易ではありません。5目になっても状況はあまり変わらず、獲物を見る目は鋭くなってもあまり良い結果にはつながっていませんでしたね。

この後飛び込みましたが、捕ったのは魚ではなく、アメンボーのようなものでした。相変わらず獲物が小さすぎてよく分かりません。昨日最後に紹介した飛び出しのカットから12コマ連写して残せた7コマです。何を捕まえているかわかりますか?



一度ピンを少し外して4コマもピン甘になってしまいましたが、この後は完璧に追ってくれました。




4日目は川で採餌を試みていましたが、小魚は捕ることができず、どうも小エビとかアメンボー、水棲昆虫のようなものだと思います。ほぼピクセル等倍にしてみましたが、何をくわえているかよく分かりません。



この子にはメス親がついていますが、給餌は恐らく早朝と夕方だけ、「お母ちゃん、お腹空いたよ~」と何度も噛みついている光景を見かけましたが、もう親は雛の目の前で採餌して、すぐに目の前で呑み込んでしまう・・・この繰り返しです。10日後には独り立ちさせ、自分の縄張りから追い出してしまうでしょう。
投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月23日
カワセミの巣立ち
19日に無事に巣立ちました、よかった。\(^o^)/ すでに5日経ち、自分で採餌するようになったので雛の写真を公開します。
19日はそろそろ巣立つころだと思い、カワセミ休暇を取ってフィールドへ・・・とはいってもいつものように午後からのんびりと出かけました。巣立ちは通常は早朝、この日も早朝から順次巣立って、4羽まで確認できたようです。本当に久しぶりに巣立ち雛に出会えるかな~と期待しました。流石に巣立ち雛は遠くへ飛べないので上下流の近くに潜んでいるはずです。天敵に襲われる危険性も高いので、まず目立つところには姿を見せることはありません・・・が、あら、あんなところに1羽・・・

対岸にいるのを見つけて慌ててシャッターを切ると、すぐにフラフラっと手前の茂みに飛び込みました。しばらくすると別の個体でしょう・・・すぐ目の前の木陰の枝にとまってじっとしていました・・・

が、やっぱり落ち着きがないですね。すぐに枝被れ、葉被れの奥へ飛んでいきました。よ~く見ると、奥に3羽、確認できました。待つこと15分くらい、3羽が急に動き出しました。どうやら親が魚を運んできたようです・・・残念ながら、私のいる場所からではよく見えませんでした。その後どの個体か、全く区別がつきませんが、3羽が時々場所を変えてくれたので、何とかよい写真が撮れました。巣立ち雛の特徴がよくわかりますね、嘴が短くてその先端が白い、お腹が汚れた色になっている、尾羽が短い、脚が黒い・・・


この個体のいた場所は、結構近かったですが、撮影は針の穴を通すような感じでした・・・

雛も綺麗に撮ってあげたいですね・・・カワセミは本当に美しい・・・(^o^)

19日、21日、22日、23日・・・久しぶりに4日間もフィールド通いして、巣立ち後の観察ができましたが、カワセミの生態は、まだまだ知らないこと、分からないことがいっぱいあります。雛絡みで幾つかの物語もしっかり記録できたのが嬉しかった、収穫は多かったです。いつまでもカワセミ休暇とはいかないので、しばらく撮影はお休み・・・明日以降その物語を順次紹介しましょう。
以下は予告・・・雛が捕る餌、小さすぎて何だか分かりません。(^o^) 今日は少しは大きな魚を捕ってくれるものと期待していたのに・・・でも巣立ち雛らしくていい・・・貴重な写真を結構撮りました。そもそもフラフラ、ヨチヨチだから返って動きの予測ができないので難しいです。これは最もいい感じだったのですが、結構近くて深度が浅い上に、正面に向かって飛び出した3コマ目で残念ながらピンが追えていない・・・、水出は羽閉じだし、いまいちツキがなかったですね。

投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)
2016年5月22日
求愛給餌?
21日、18:23、雲に覆われいつもより暗くなっていましたが、オスがメスの待つ枝に魚を持ってきました。また1秒間の喜びで、あっという間に求愛給餌が終わってしまうと思ったら、何かおかしい・・・奪い合いのような、バトルのような激しい応酬が4、5秒・・・50コマ以上データが残りました・・・結局最後はメスが受け取り、求愛給餌ということになりましたが・・・カワセミの世界はまだよく分かりません。(^o^)
ISO12800で、縦位置にトリミング、リサイズのみ。












投稿者eisvogel : 23:59 | コメント (2)



















